T−17
アトリエバニラとして、初のコラボレーションモデルとなったのが、このT−17でした。
ベトナムのB級ホラー映画、「トカゲ女」とのコラボで、
女の子系と言ってもおどろおどろしいヤツですね。
提供はなんとあのエイベックスエンターテイメント。
そりゃあ、話しを頂いた時には舞い上がりましたね(笑)
まぁ、でもエイベックスと言ってもいろいろと扱っていまして、
その中でのベトナムで製作されたB級ホラーと言う事でしたが、
爬虫類繋がりとは言え、アトリエバニラを見つけて、
コラボレーションの依頼をしてくださった事には、
素直に嬉しく思いますし、心より感謝です。
これ以降、「エイベックスとコラボしました!」って、
自慢げに言う事もできるようになりましたからね(笑)
嘘はついてないですし・・・。
映画の内容は、売れっ子小説家のクアンが、
トカゲの霊に乗り移られるというもので、
それを恋人が必死で守ろうとするみたいな感じで、
コラボで関わっているわけだし、三回も見ちゃったりとかです。
映画の中で登場するのは、「トッケイヤモリ」というヤモリで、
よく「トカゲ」ではなくて「ヤモリ」じゃんって突っ込みもありましたが、
爬虫類の中では、ヤモリもトカゲのグループの中の一つなので、
決して間違いではなかったかと思います。
でも、ヤモリ女でもインパクトはあったかもねって思わなくもないけど、
そこはそれ、どっちにしてもタイトルのインパクトはあるよなぁって思います。
デザインは最初いろいろと悩んだけど、
まだそんなに女の子系のデザインに傾倒していた頃ってわけではなくて、
でも当然「トカゲ女」を描こうと。
今だから話せるけど、このイラスト描いてた時、
まだトカゲ女の映画そのものを見ていなくて、イメージはあまり沸かなかったんだけど、
ベトナムの映画のサイトとか見て、イメージ膨らましながら、描いたりでした。
当然、ラフ出す前に、まだ正式版ではないものを送っていただいて見たのですが、
まだ上映前の映画を見る事が嬉しかったのと、
こうやって映画関連グッズって作られるんだなぁって、
違う世界を見れて、ちょっと嬉しかったりでした。
映画のプロモーションだとか、グッズ製作とか、
畑は違うけど、それなりに共通する部分とかもあったりして、
勉強になる部分も多かったです。
話しは反れましたけど、映画には大量にトッケイヤモリが出ますから、
当然、トッケイは描くとして、映画を見てなかったものだからイメージが沸かなくて、
それで、ある程度イラストが出来上がったとこで、初めて映画を見たら、
トッケイヤモリが恋人の心臓を食い破るシーンがあって、
だからトッケイが心臓を咥えているイラストなのですが、
これは完全に後付けだったりです。
いろいろ思い入れのあるTシャツで、
製作者へのプレゼント用に、ベルリン映画祭の会場にTシャツが送られたりもしました。
また機会があったら、映画とのコラボレーションとかやってみたいなぁって思います。