ＲＬＴ−０５
最初なんで、現時点での最新作のＲＬＴ−０５について書きたいと思います。
２０１０年に唯一出した新作で、爬虫類モチーフのイラストＴシャツ屋としては、
いろんなジレンマとも戦いながら描いた作品でもあります。
しかし、ダメな２０１０年でしたねぇ・・・。
半袖のＴシャツ、ひとつも出してないし、これ以外も描いてたし、
昨年のイラストもあったから、Ｔシャツにする事はできたんですけどねぇ。
女の子Ｔシャツばっかりで、あまり爬虫類色が前面に出てるの作ってなくて、
そういったジレンマがあったりもしたのでした。
もちろん忙しさにかまけていた部分も往々にしてありますが・・・。
最初のコンセプトは何か混沌とした感じで描こうって思ってて、
女の子はフランケンシュタインをイメージしてたりします。
頬の傷や、腕に刺さっているボルトはそれを意識してたりで、
電線や電子部品を描いているのもなんとなく人造人間っぽい感じを出したかったりしたからです。
カマキリとシーラカンスは機械的に歯車や計器などを散りばめさせて、
イラスト中に時計が多いのは、時間って概念を取り除こうって思ったりで。
最終的には三つになったけど、初期段階では、
もっとたくさん有ったりしたのでした。
爬虫類モチーフのイラストＴシャツ屋って以上、
どこかに爬虫類なり両生類なりを忍ばせないとなんですが、
今回は控えめに、カエルとウーパールーパーが居るくらい。
実際にイベントなんかでも、ウーパーが居るんですよって言っても、
どこに？って感じで、言わないと解らないくらいのトコですね。
それはそれでいろいろ悩みましたけど、
今回はあまり爬虫類を主張しないようにと思って、
こういう形になりました。
結構描いた本人自身が、このイラストを気に入ってて、
好んで着ていたりします。
２０１０年の僕の個展のフライヤーも、この上のイラストで、
Ｔシャツにしたものと、個展のインフォメーションなどを載せているため、
書いてある文字が違いますが、ほとんど同じものです。
来年は半袖Ｔシャツも作ると思いますから、
自分で着るのも楽しみだったりします。
モデルさんに着てもらって撮影ってのもやってないから、
早い時期にでもこちらもやりたいし、
またフォトギャラリーも賑やかにしたいなって思ってます。